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下北沢の駅、南口の階段を下りたところ、ドトールの前に1組の男女がいる
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舞台衣装を身に着け、チラシを手に立っている
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岐阜で活動を続ける演劇集団「ヘソゴマ・ラリッパーズ」初?の東京公演!
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『
ああ郡上?!』
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“
郡上八幡のリズムに合わせてお贈りする愛と感動の人間賛歌?!”
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“
抱腹絶倒!?天下分け目のミュージカル!?”
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そんな彼らとチラシを見て見ぬ振りして、新しくなった駅前劇場のビルに向かって右手に進む
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マックの角を左に曲がってしばらく歩くと、十字路に出る
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ファーストキッチンを目印に左に曲がって、井の頭線の高架下をくぐり抜けると、左手に本多劇場が見える
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そのハス向かい、十字路の角にその劇場
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「劇」小劇場はある
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入り口を入って左手に、二階へと上がる階段がある
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そして階段を上がると、そこに、舞台がある
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◇
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本番を今夜に控えたヘソゴマ・ラリッパーズの面々は、ある問題を抱えていた
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劇中、そのプロローグで、主人公の男が教会から盗み出すはずの小道具
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「銀の食器」がどこにも見当たらない
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やがて、それぞれがそれぞれに抱いた思いが溢れ出し
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世にも醜い犯人探しが始まった
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疑いと憶測と
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早とちりと濡れ衣と
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愛と感動の人間賛歌
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